旅行や出張に備えたいトコジラミ対策アイテム5選

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近年、国内外を問わずトコジラミの被害が急増していることが報道されています。

この小さな害虫は宿泊施設などに潜んでおり、知らず知らずのうちに衣服や荷物を介して自宅に持ち帰られることが多々あります。

トコジラミに刺されると皮膚が赤く腫れ上がり、激しいかゆみに襲われます。

さらに厄介なことに、一度自宅に持ち込まれてしまうと、その繁殖力の強さから簡単には駆除できません。

家族や周囲の人々にも迷惑をかける可能性が高く、私たち自身の健康や生活環境を守るためにも、事前の対策は非常に重要です。

そこで、この記事ではトコジラミから身を守るための効果的なアイテムを5つご紹介します。

旅行や出張先での対策はもちろん、日常生活においても役立つこれらのアイテムを備えて、トコジラミのリスクから自分自身と大切な人を守りましょう。

目次

国内外で猛威を振るうトコジラミとは

私たちの身近な脅威として急速に認知されてきた「トコジラミ」。この小さな害虫は、その存在感を国内外で増しています。

体長は5〜8mmほどの大きさで、赤褐色から濃い茶色をしており、日中はマットレスや家具の隙間に隠れています。そして人が眠っている夜間に活動して人間の血液を吸血して栄養を得ます。

トコジラミに刺されると皮膚が赤く腫れ、激しいかゆみに苦しめられます。このかゆみは蚊に刺された際のそれを遥かに超え、1週間以上も続くことがあります。

被害者の中には「地獄のようなかゆさ」と表現する人もおり、患部を掻きむしって血だらけになることすらあります。

トコジラミの被害は肉体的なものにとどまらず、精神的な影響も大きいです。刺された人の中には不眠症に悩まされるケースも少なくありません。

さらに、トコジラミは人の衣服や荷物に付着し、そこから他の場所へと移動します。

この特性が、旅行や出張先から自宅にトコジラミを持ち帰ってしまう原因となっています。

一度持ち帰られると、トコジラミは急速に繁殖し、家族や周囲の人々にも被害を及ぼす可能性があります。

したがって、自身の健康を守るため、そして他者への被害を最小限に抑えるためにも、旅行や出張先でトコジラミの予防対策を講じることが不可欠です。

宿泊先で行うべきトコジラミ予防対策

旅行や出張での宿泊先での具体的なトコジラミ予防対策を紹介します。

  • トコジラミに刺されないようにする
  • トコジラミを持ち帰らないようにする

上記の2点に留意しながら対策を実施してください。

事前に宿泊先の口コミを調べておく

宿泊予定のホテルや宿について、事前に口コミや評判を調べることは非常に有効です。

トコジラミの被害に遭った旅行者がその経験を共有していることがあるので、これらの情報を参考にして、リスクの低い宿泊先を選ぶことが大切です。

チェックイン時に寝具周辺を確認する

宿泊先にチェックインした際は、まず寝具周辺を念入りにチェックしましょう。

トコジラミはマットレスの隙間やベッドフレーム、枕元などに潜んでいることが多いため、これらの場所に特に注意が必要です。

トコジラミの存在を示す兆候には、血痕や小さな黒い点(排泄物)や脱皮後の抜け殻などがあります。

宿泊先でのトコジラミチェック箇所画像、bedbugs
宿泊先でのトコジラミチェック箇所

寝ている最中にトコジラミに刺されないように対策する

睡眠中のトコジラミ対策としては、虫除けスプレーの活用や、肌を露出しないナイトウェアを着用することが効果的です。

最近では防虫効果のあるトラベルシーツが販売されているので海外旅行や都市部への出張に持参するのもよいでしょう。

滞在中に荷物にトコジラミが付着しないように対策する

宿泊中の荷物はベッド周辺から少し離れた場所に置くのが理想的です。

トコジラミは凹凸のないツルツルした場所を登ることができません。ですから部屋に設置されている荷物台や浴室に荷物を置くことでトコジラミの付着を防ぐことができます。

これらの対策を実行することで、トコジラミによる被害を大幅に減らすことが可能です。次項では、トコジラミ撃退アイテムについて詳しくご紹介します。

旅行や出張に備えたいトコジラミ対策アイテム5選

旅行や出張に備えておきたいトコジラミの撃退アイテムを紹介します。

これらはトコジラミの「駆除」ではなく、被害の「予防」を目的とするものです。

宿泊先で安心して過ごすための「お守り的なもの」としておすすめしたいアイテムとなります。

特に防虫加工がされたアイテムは販売店での取り扱いが少ないので、オンラインショップで購入するのがよいでしょう。

防虫加工のトラベルシーツ

トラベルシーツは、ホテルや旅館のベッドの上で直接使用することができるアイテムです。

防虫加工が施されているものを選ぶとトコジラミを寄せつけることなく安心して夜を過ごすことができるでしょう。

トラベルシーツは持ち運びを前提として開発されており、コンパクトに収納できて荷物になりません。また洗濯も可能で繰り返し使用することができます。

フォックスファイヤー|SCボックスシーツ

防虫、吸汗速乾性に優れたトランスウェット・スコーロン素材を採用したトラベルシーツ。細かな穴開き構造による優れた通気性で蒸れ感も軽減します。トレッキング泊においての寝袋や山小屋布団などの虫・衛生対策用インナーシュラフとして、源流域などでのツエルト・タープ泊などの防虫対策として、そして海外旅行などの「ベッド虫」対策用インナーシーツとして様々な状況での「防虫快眠」に役立ちます。枕が収納できる枕ポケット仕様。コンパクトに持ち運べるスタッフバッグ付属。 (スタンダードサイズ/適応身長:190cmまで)

防虫加工のパジャマ

睡眠中にトコジラミに刺されるリスクを軽減するためには、皮膚の露出を減らすことが重要です。

ホテルに設置されている一般的なガウンでは無防備であるため、防虫加工がされた長袖長ズボンのパジャマを着用するのがよいでしょう。

キャプテンスタッグ 防虫加工 長袖 長ズボン 上下セット

こちらのルームウェアには、繊維に集まる虫を寄せ付けにくい特殊な防虫加工が施されています。この加工により害虫の忌避効果が期待できます。

虫除けスプレー

市販されている虫除けスプレーは、トコジラミを寄せ付けないための有効な手段です。

部屋に入る前や寝る前にスプレーすることで、トコジラミの被害を防ぐことができます。

医薬品スキンベープミスト プレミアム 200ml

トコジラミの忌避に有効である成分「ディート」の濃度を30%まで高めた虫除けスプレーです。5時間〜8時間ほど虫除け効果が持続するので、安心して就寝できます。

大型のゴミ袋

宿泊先の部屋についたら荷物を大型のゴミ袋の中に入れて保管しましょう。

トコジラミの付着を防ぐことができ、自宅に持ち帰ってしまうリスクが低減します。

また、着用した衣類もゴミ袋の中に入れておけば、トコジラミを拡散させることなく事後の処置が容易となります。

業務用ポリ袋

市販のかゆみ止め

万が一トコジラミに刺されてしまった場合の対処として、抗ヒスタミンやステロイドが配合されたかゆみ止め薬を準備しておくことが重要です。

旅行や出張先では皮膚科などの専門機関を受診できない場合が多いので、備えておきたいアイテムです。

ムヒアルファEX

効き目にこだわった「PVA+ジフェンヒドラミン塩酸塩」の組み合わせ処方です。ムヒアルファEXは、このような虫さされ用に開発されたクリームタイプのかゆみ止めです。炎症によく効くアンテドラッグ型抗炎症成分(PVA:プレドニゾロン吉草酸エステル酢酸エステル)に、すばやくかゆみをおさえる成分(ジフェンヒドラミン塩酸塩)を組み合わせた、効き目にこだわった処方です。蚊はもちろん、ダニ・ノミ・毛虫・ムカデ・クラゲなどによる虫さされ・かゆみにも効果を発揮します。

帰宅後もトコジラミ予防が必要

旅行や出張からの帰宅後も、トコジラミ対策は続きます。宿泊先での予防策と同様に自宅での対策も非常に重要です。特に衣服の付着には注意が必要です。

帰宅後の最初のステップとして、旅行中に使用した衣服や布製品を徹底的に処理することが推奨されます。

トコジラミは高温に弱いため、衣服を熱湯で処理したり、スチームアイロンを当てることで、トコジラミを駆除することができます。

コードレスタイプのスチーマーなら、アイロン台を用意しなくてもハンガーにかけたまま使えるので便利です。トコジラミ対策だけでなく、おしゃれ着のシワ伸ばしにも使えるのでオススメです。

>>熱でトコジラミ対策!ティファール|コードレススチームアイロン DV7530J0

これらの手順に関するより詳しい情報は、関連記事「トコジラミは洗濯で死なない!実践したい衣服のトコジラミ対策」で提供しています。

帰宅後のトコジラミ予防について、より深く知りたい方は、ぜひこちらの記事もご覧ください。

まとめ

トコジラミは、旅行や出張を通じて私たちの生活に影響を及ぼす小さいながらも厄介な害虫です。しかし、適切な予防策を講じることで、そのリスクを大幅に軽減することが可能です。

まず重要なのは、宿泊先での予防対策です。事前の口コミチェック、寝具周辺の確認、防虫加工のトラベルシーツやパジャマの使用、虫除けスプレーの活用などを行い、トコジラミの侵入を防ぎましょう。また、帰宅後も衣類の処理を怠らず、高温洗濯やスチームアイロンを使用して、持ち帰ったトコジラミを徹底的に駆除することが大切です。

トコジラミは私たちの生活に大きな影響を与える恐ろしい害虫ですが、適切な予防と対策でそのリスクを最小限に抑えることができます。安全で快適な旅を心掛け、トコジラミから自分自身を守りましょう。

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この記事を書いた人

「害虫獣駆除の教科書」編集部

当サイトでは筆者が害虫や害獣に関わってきた知見をもとに、その駆除・予防などに役立つ情報をお届けしています。図解やイラストなども交えてわかりやすく解説することを心がけております。厄介な害虫獣に困っている人に対して、解決の一助となりましたら幸いです。

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